Go To 美術館「 再興第106回 『院展』」2022.5.14(土)開催結果のご報告

Posted by on 9月 3, 2022 in 新着情報
Go To 美術館「 再興第106回 『院展』」2022.5.14(土)開催結果のご報告

 5月14日(土)開催の北九州支部イベント「Go To 美術館」の結果報告が田上事務局長より寄せられましたので、ご紹介させていただきます。

地域文化振興イベントGo To 美術館」の開催について

 コロナ禍で地域イベントや文化振興事業が停滞する中、北九州支部では地域交流・文化振興の活性化を目的として、また感染予防対策を十分に講じた上で、北九州市立美術館主催「再興第106回院展」に合わせた「Go To 美術館」を514日(土)に開催しました。
 美術館のレクチャールームには、支部会員、一般参加者、合わせて18名にご参加いただき、まずは白石支部長の開会挨拶を受けて、美術館学芸員の山下様の「ミュージアムトーク」です。「再興院展」の歴史や今回の展示作品の見どころをご紹介いただきました。

                        続いての「地域で活躍する同窓の文化活動紹介」には、1983年経済学部卒業の藤田良司さんに登壇いただきました。株式会社九州造園を経営される藤田さんは、今年度から小倉城と小倉城庭園、両施設の指定管理業務を北九州市から引き受けられており、斬新なアイデアで次々とユニークな新規イベントや集客事業を展開しています。お城と庭園の魅力紹介とともに、今後の事業展開や抱負について、熱く語ってもらいました。コロナ禍で多数来られていた海外からの観光客が皆無と言っていい状況ですが、この逆風に負けず、さらに市の経済活性化策「お出かけ応援プレミアムサマー」との相乗効果もあって、多くの来館者で賑わっています。

   講演会の後は会場を企画展示室に移し、いよいよ「院展」の見学です。
今回は広報リーフレットの第一面を、北九州市出身の日本美術院・同人「井手康人様の「山乃神」が飾りました。井手様は霧丘小・中学校、戸畑高校を経て、東京芸術大学で日本画を専攻、30年にわたってインドネシア・バリ島に通い、島の神々や女性をモチーフに神秘的な日本画を描いてこられました。昨年は作品「神々の視座」で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞するとともに、北九州市民文化賞にも選ばれました。会場では郷土を代表する井手様の作品をはじめ、日本美術院・重鎮の作品を堪能することができました。

  北九州市立美術館では10月から、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂「スコットランド国立美術館展『美の巨匠たち』」が開催されます。ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品が会場を埋め尽くします。
この展覧会では多くの来館者が予想されるため、支部としての観覧事業は予定しておりませんが、「北九州市立大学・研究者による講演会」「ハープコンサート」及び「学芸員によるスライドトーク」等が併催されます。詳しくは下記ホームページをご参照ください。
【北九州市立美術館HPhttps://kmma.jp/

 コロナ禍の収束が見通せない状況ではありますが、今後とも感染対策に配慮した支部事業・イベントの充実に努めてまいります。支部会員、皆様のご協力、ご参加をよろしくお願いいたします。

◇ ◆  今回のイベントの案内チラシ  ◇ ◆
Go To 美術館「再興第106回『院展』」 ⤵️  *クリックしていただくと、鮮明にご覧いただけます。